1956-12-03 第25回国会 衆議院 運輸委員会 第4号
三十五億から四十億というのが、自動車事業界における年間の収入の総額ですよ。この一年間にガソリン税が増徴になって負担する金額が三百二十二億円、受ける利益が二十三億ないし三十五億円、優に二百五十億以上の負担増になっておりますよ。二十億か三十億しか利益を上げていない自動車業界が、二百五十億という負担にどうしてたえることができますか。
三十五億から四十億というのが、自動車事業界における年間の収入の総額ですよ。この一年間にガソリン税が増徴になって負担する金額が三百二十二億円、受ける利益が二十三億ないし三十五億円、優に二百五十億以上の負担増になっておりますよ。二十億か三十億しか利益を上げていない自動車業界が、二百五十億という負担にどうしてたえることができますか。
さような二つの点から見まして、この点は、この自動車事業界を明朗にして安定したものにするために、ぜひとも必要な制度と思うのでありまして、自動車事業のような事業において、サービスを競うあまり、お互いに運賃を下げてダンピングに出るということは、まつたく事業の経営の根底を動揺させてしまうことでありまして、決して事業の確立をはか、るゆえんではない。